なぜ重要か
従来は、組織全体のコスト、セキュリティ、クエリ状況を確認するために、各アカウントへ個別にサインインする必要がありました。Organization Hubにより、これらの情報を組織単位のInsightsページで確認し、横断的な調査を開始できます。
対象となるチーム
- 組織全体のSnowflake運用を統括するGLOBALORGADMIN担当者
- FinOps・経理・調達など、組織のコストを管理するチーム
- セキュリティ管理者・Trust Center運用担当者
- データ基盤・クエリ性能・ウェアハウス運用担当者
提供条件
- 提供ステータス: General availability
- ORGANIZATION_USAGE premium viewsが有効な顧客が対象
- GLOBALORGADMINロールを持つユーザーがアクセス可能
- 適切なORGANIZATION_USAGE application rolesを付与された指定ユーザーおよびロールもアクセス可能
- エディションおよびリージョンの記載: リリースノートに記載なし
ユースケース
- 組織全体の総コスト、サービス種別ごとのコスト、総ストレージ、契約利用状況を確認し、コスト管理の初期調査に使う。
- Trust Center violations、scanner package coverage、Strong Authenticationの進捗を確認し、セキュリティ上の対応候補を把握する。
- ログイン失敗、認証方式、アカウント・セキュリティ管理者、休眠ユーザーを組織横断で確認する。
- 失敗クエリ、ウェアハウスの待機負荷、混雑状況、コストの大きいグループ化クエリを調査する。
- Cortex Codeで組織全体のInsightsに関する分析内容を自然言語で指定し、追加調査を行う。
仕組みと使い方
Organization HubのInsightsページを開き、Billing and Cost、Security、Query healthのタイルを確認します。アクセスにはGLOBALORGADMIN、または用途に応じたORGANIZATION_USAGE application rolesが必要です。コストデータにはORGANIZATION_BILLING_VIEWER、セキュリティデータにはORGANIZATION_SECURITY_VIEWERが例として示されています。Cortex Codeでは、次のように入力してorganization-management skillを呼び出し、分析したい内容を続けて記述します。
/organization-management
導入ステップ
- ORGANIZATION_USAGE premium viewsが組織で有効になっているかを確認する。
- 利用者にGLOBALORGADMINまたは必要なORGANIZATION_USAGE application rolesが付与されているかを確認する。
- Organization HubのInsightsページへアクセスする。
- Billing and Cost、Security、Query healthの各タイルで組織全体の状況を確認する。
- 必要に応じてCortex Codeで/organization-managementを実行し、調査したい組織横断の分析内容を記述する。
運用上の注意
- 表示できるデータは付与された権限に依存します。コストやセキュリティなど、目的に応じたapplication roleの割り当てを確認してください。
- ORGANIZATION_USAGE premium viewsが有効でない場合の利用可否や有効化手順は、リリースノートに記載なしです。
- Cortex Codeでの分析には、Organization Hubとは別にCortex Codeおよびorganization-management skillの利用条件が関係する可能性があるため、公式ドキュメントを確認してください。
制約事項
- 対象はORGANIZATION_USAGE premium viewsが有効な顧客に限られます。
- アクセスにはGLOBALORGADMIN、または適切なORGANIZATION_USAGE application rolesを持つ指定ユーザー・ロールが必要です。
- エディション、リージョン別の提供条件、料金、データ更新頻度の記載はリリースノートに記載なしです。
- Insightsで確認できる具体的な指標の定義、保持期間、フィルターやエクスポートの可否は、リリースノートに記載なしです。
- 本機能はGeneral availabilityであり、Preview段階の機能ではありません。
次に確認すること
- 公式のOrganization Hubドキュメントで、前提条件、指標定義、利用可能なリージョンとエディションを確認する。
- ORGANIZATION_USAGE premium viewsの有効化状況と、GLOBALORGADMINおよび各application roleの付与状況を検証する。
- 代表的なアカウントでBilling and Cost、Security、Query healthの表示内容と既存の利用データを照合する。
- 公式のAnalyze organization insights with Cortex Codeを確認し、/organization-managementの利用条件と分析範囲を検証する。
公式情報
仕様・提供条件は更新される可能性があります。導入前に必ず公式リリースノートを確認してください。
https://docs.snowflake.com/release-notes/2026/other/2026-08-03-organization-hub-ga