SNOWFLAKE NEW FEATURE / PRACTICAL BRIEF

データ移動を条件付きで制御する Data movement policies がGA

Data movement policies (General availability)

2026-08-19機能アップデートGeneral availability

管理者がデータの移動種別ごとに、タグまたはアカウント単位で制限・通知・ブロックを設定できる

Data movement policies は、Snowflake のデータ流出防止 controls の一部です。条件付きの SQL-style policy により、データ移動の種類に応じて操作を制限、通知、またはブロックできます。COPY INTO、Snowsight、agent、UI ダウンロード、driver などからのアクセスを対象にできます。policy はタグ経由で列・テーブル・schema・database に適用するか、account の baseline policy として直接設定できます。

CHANGE TYPE
機能アップデート
PRIMARY AUDIENCE
Snowflake アカウント管理者・セキュリティ管理者
AVAILABILITY
General availability
01

なぜ重要か

従来は、データの利用権限と、外部 stage への export、UI ダウンロード、programmatic fetch などのデータ移動を個別に制御する必要がありました。この機能により、移動種別を条件として、データ流出につながる操作を制限・通知・ブロックする policy を Snowflake 内で設定できます。

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対象となるチーム

  • Snowflake アカウント管理者・セキュリティ管理者
  • データガバナンス・コンプライアンス担当
  • データプラットフォーム・ETL 運用チーム
  • AI エージェントや MCP-style client の管理担当
03

提供条件

  • General availability
  • Enterprise Edition 以上
  • リージョンの提供条件はリリースノートに記載なし
  • 前提機能・追加ライセンスの条件はリリースノートに記載なし
04

ユースケース

  • 機密列をタグ付けし、外部 stage への COPY INTO を条件付きで制限またはブロックする。
  • Snowsight からの機密データ利用を監視し、条件に合致した操作を通知対象にする。
  • Snowsight の query result download に対して enforce rule を設定し、threshold 到達時にダウンロードボタンを無効化する。
  • agent や MCP-style client によるデータアクセスを、通常のユーザーアクセスとは別の movement type として制御する。
  • driver、connector、SnowSQL、Snowflake CLI、SQL API、stored procedure からの programmatic fetch を、account 全体の baseline policy で統制する。
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仕組みと使い方

Data movement policies は、次の movement type を条件に評価します。COPY_INTO_EXTERNAL_STAGE は外部 stage への export または COPY INTO、COPY_INTO_INTERNAL_STAGE は Snowflake 管理の internal stage への COPY INTO、SNOWSIGHT_UI は Snowsight 起点のデータアクセス、AGENT_ACCESS は agent または MCP-style client 経由のアクセス、UI_DOWNLOAD は Snowsight UI からの query result download、PROGRAMMATIC_FETCH は driver、connector、SnowSQL、Snowflake CLI、SQL API、stored procedure からの programmatic data access を表します。policy の具体的な SQL 構文、条件式、権限、alert の通知先、limit と block の詳細は、リリースノートに記載なしのため、公式の Data movement policies ドキュメントで確認が必要です。

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導入ステップ

  1. 対象となる外部 stage、internal stage、Snowsight、agent、UI download、programmatic fetch の利用経路を棚卸しする。
  2. 機密データを識別するタグと、policy を適用する列・テーブル・schema・database の範囲を決める。
  3. account 全体に必要な最低限の制御を baseline policy として設計し、データ単位の例外はタグへの policy 適用として整理する。
  4. 公式ドキュメントで policy の SQL 構文、必要権限、alert・limit・block の挙動を確認する。
  5. 非本番環境で各 movement type の許可・通知・ブロック結果を検証し、既存の ETL、BI、AI エージェントへの影響を確認する。
  6. 影響を確認した範囲から本番適用し、policy による想定外の停止やダウンロード制限を監視する。
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運用上の注意

  • account の baseline policy は広範囲のデータ移動に影響し得るため、既存の ETL、BI、運用スクリプト、agent の経路を事前に確認する必要があります。
  • UI_DOWNLOAD では enforce rule の threshold 到達時にダウンロードボタンが無効化されるため、利用者の操作性と業務上の代替手段を確認してください。
  • タグ経由で適用する場合は、タグ付与漏れや誤ったスコープが制御対象の抜けにつながる可能性があります。
  • alert の通知先、評価タイミング、例外処理、必要権限はリリースノートに記載されていないため、導入前に公式ドキュメントで確認してください。
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制約事項

  • リリースノートで明示されている対象は、6 種類の movement type に限られます。その他のデータ移動経路への対応はリリースノートに記載なしです。
  • policy の具体的な SQL 構文、条件式、権限モデルはリリースノートに記載なしです。
  • リージョン別の提供状況や差異はリリースノートに記載なしです。
  • 利用可能な alert の連携先、ログの確認方法、監査情報の保持期間はリリースノートに記載なしです。
  • プレビュー機能ではなく、Enterprise Edition 以上向けの General availability と記載されています。
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次に確認すること

  • 公式の Data movement policies ドキュメントで、CREATE・ALTER・適用・削除に必要な SQL と権限を確認する。
  • 各 movement type に対する limit、alert、block の評価条件と、UI_DOWNLOAD の threshold 挙動を検証する。
  • Snowsight、外部・internal stage、ETL 接続、Snowflake CLI、SQL API、agent/MCP-style client の実際の利用経路をテストする。
  • 契約中の Snowflake Edition、アカウントのリージョン、追加ライセンスや前提条件を Snowflake の公式窓口またはアカウント情報で確認する。

公式情報

仕様・提供条件は更新される可能性があります。導入前に必ず公式リリースノートを確認してください。

https://docs.snowflake.com/release-notes/2026/other/2026-08-19-data-movement-policies-ga