SNOWFLAKE NEW FEATURE / PRACTICAL BRIEF

ServiceNow V2 5.28.1で取り込み停止・データ消失リスクを修正

ServiceNow® V2 (v5.28.1)

2026-08-19機能アップデート

ServiceNow V2のメモリ不足時の再試行、row filtering、増分同期、ACL起因の取りこぼしを改善します。

ServiceNow V2 version 5.28.1は、2026年8月19日に公開された保守リリースです。新機能や動作変更はなく、取り込み処理の継続性、row filtering利用時のデータ保全、増分・削除同期ウィンドウの更新を修正します。また、sys_updated_onやsys_created_onを読み取れないためにレコードをスキップした場合、警告が出るようになります。提供ステータスはリリースノートに記載されていません。

CHANGE TYPE
機能アップデート
PRIMARY AUDIENCE
ServiceNow連携を運用するデータ基盤・ETLチーム
AVAILABILITY
対象バージョンはSnowflake Connector for ServiceNow V2 version 5.28.1です。
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なぜ重要か

従来は、メモリ不足後も同じpage sizeで再試行を続けたり、row filteringの条件によってテーブル全体を削除したりする可能性がありました。空の取得結果で同期ウィンドウが不正になり、以後の増分取り込みや削除検出が停止・遅延する問題もありました。5.28.1では、page sizeを下げて再試行し、同期ウィンドウを適切に進め、ACLによる取りこぼしを警告します。

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対象となるチーム

  • ServiceNow連携を運用するデータ基盤・ETLチーム
  • Snowflake Connectorの管理者・Platform Engineeringチーム
  • row filteringや増分同期を設計するデータエンジニア
  • ServiceNowのACLと連携ユーザー権限を管理するServiceNow管理者
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提供条件

  • 対象バージョンはSnowflake Connector for ServiceNow V2 version 5.28.1です。
  • 公開日は2026年8月19日です。
  • 提供ステータスはリリースノートに記載なしです。
  • エディション、リージョン、追加の前提機能はリリースノートに記載なしです。
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ユースケース

  • 大量データや大きなServiceNow API応答を取り込む環境で、メモリ不足時に同じpage sizeで処理が停滞する事象を抑制できます。
  • row filteringを有効にしたテーブルで、空の検索結果を契機とした意図しない全行削除のリスクを低減できます。
  • 増分取り込みで対象レコードが0件の実行が発生する環境でも、同期ウィンドウがゼロ幅に縮退して以後の取り込みが止まる問題を修正できます。
  • ServiceNowのフィールドレベルACLでsys_updated_onまたはsys_created_onが見えない環境では、スキップの警告を検知し、権限修正後にRELOAD_TABLEで再同期できます。
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仕組みと使い方

5.28.1は新しい設定やSQLを追加するリリースではなく、Connectorの更新によって修正を適用します。メモリ不足時はConnectorがpage sizeを下げてから再試行します。ACLによってsys_updated_onまたはsys_created_onを読み取れずレコードがスキップされた場合は、ServiceNow側のACLを修正したうえで、Snowflake ConnectorのRELOAD_TABLEプロシージャで対象テーブルを再ロードします。5.28.0で追加されたCONFIGURE_SCAN_EVENT_LOG_IN_INCREMENTAL、CONFIGURE_CHECK_LINK_IN_VIEW_WITH_REFERENCES、空値を扱うrow filteringも利用できますが、これらは5.28.0の機能です。

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導入ステップ

  1. 現在のConnectorバージョンと、row filtering・増分同期・削除同期を利用している対象テーブルを確認します。
  2. 5.28.1への更新手順、更新可否、既存のConnector構成への影響を公式のセットアップドキュメントで確認します。
  3. 検証環境でメモリ不足、0件取得、空のsys_updated_onまたはsys_created_on、ACLによる列非表示のケースを再現し、取り込み結果と警告を確認します。
  4. row filtering対象テーブルでは、更新前後の行数と削除イベントを比較し、意図しない全行削除がないことを確認します。
  5. ACLを修正した場合は対象テーブルにRELOAD_TABLEを実行し、再ロード後の行数・最新更新時刻・欠損レコードを検証します。
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運用上の注意

  • メモリ不足時にpage sizeが自動的に下がるため、処理が完了しても実行時間やAPIリクエスト数が変わる可能性があります。
  • sys_updated_onまたはsys_created_onをConnectorユーザーが読めない場合、修正前にスキップされたレコードは自動的に復元されません。ACL修正後のRELOAD_TABLEが必要です。
  • row filteringを使うテーブルでは、更新前後で行数、削除イベント、同期状態を確認してください。
  • リリースノートには、5.28.1のアップグレード手順、必要権限、ロールバック方法の詳細は記載されていません。
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制約事項

  • 5.28.1自体に新機能や動作変更はなく、リリースノート上のNew featuresはNot applicableです。
  • エディション、リージョン別の提供条件、提供ステータスはリリースノートに記載されていません。
  • 修正対象は特定の障害条件であり、ServiceNow API、ACL、ネットワーク、その他の取り込み失敗をすべて解消するものではありません。
  • Custom journal tablesは5.26.0の記載で無効化されており、5.28.1のリリースノートでは復旧の明記がありません。
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次に確認すること

  • 公式リリースノートとSnowflake Connector for ServiceNowのセットアップ・更新手順を確認する: https://docs.snowflake.com/release-notes/connectors/servicenow-v2
  • Snowflakeアカウント、Connector設定、ServiceNowインスタンスがversion 5.28.1の対象条件を満たすか確認する。
  • ServiceNow連携ユーザーのsys_updated_on・sys_created_onに対するACLと、Snowflake側でRELOAD_TABLEを実行できる権限を検証する。
  • 検証環境で対象テーブルの行数、増分同期ウィンドウ、削除同期、警告ログを更新前後で比較する。

公式情報

仕様・提供条件は更新される可能性があります。導入前に必ず公式リリースノートを確認してください。

https://docs.snowflake.com/release-notes/connectors/servicenow-v2