なぜ重要か
従来は、Teradata由来のセッション分析、ビット演算、統計処理、日時・型変換、BTEQやODBC接続で、SQLや接続設定の修正が必要になる場合がありました。本リリースでは、対象構文・関数・認証方式の対応範囲が広がり、既存スクリプトを変更せずに実行できる範囲が増えています。型変換やSQLログマスキングなどの不具合修正により、移行時の結果差異や運用上のリスクも確認対象を絞り込みやすくなります。
対象となるチーム
- TeradataからSnowflakeへの移行を担当するデータ基盤チーム
- BTEQ、Teradataクライアント、ODBC接続を運用するDBA・運用チーム
- Teradata互換SQLやストアドプロシージャを開発するアプリケーションチーム
- SQL変換、性能検証、セキュリティ評価を担当するテスト・ガバナンスチーム
提供条件
- 公開日は2026-08-21です。
- 提供ステータスはリリースノートに記載なしです。
- エディションおよびリージョンの提供条件はリリースノートに記載なしです。
- 個別機能の有効化条件、アカウント設定、クライアント・ドライバー要件はリリースノートに記載なしです。
ユースケース
- Teradataのセッションギャップ分析を移行する場合に、SESSIONIZE ordered-analytic table functionを利用できます。
- CHECK制約やPARTITION BY式でRANGE_Nを使用する既存SQLの互換性を検証できます。
- BTEQ 20.00やTeradata 17.20を使用するクライアントから、AES-128-GCMおよびGSS wrap protocolによる認証接続を検証できます。
- Teradata由来の統計・回帰分析やビット演算を、WIDTH_BUCKET、SKEW、REGR_SLOPE、SUBBITSTR、SHIFTLEFT、SHIFTRIGHTで移行できます。
- 既存DDL・運用スクリプトで使用するCOPY STATISTICSやCOLLECT STATISTICSを、Snowflake側でno-opとして通過させ、スクリプト変更を抑えられます。
仕組みと使い方
既存のTeradata互換SQL、BTEQ、ODBC接続、ストアドプロシージャをAIM-Virtualization 3.176の環境で再実行し、追加された構文・関数と修正された型変換や日時処理の結果を比較します。利用可能になった主な要素は、SESSIONIZE、RANGE_N、BEGIN REQUESTブロック内のSELECT・CALL・EXEC MACRO、table operatorのON (SELECT …) inline構文、TIMECODE、WIDTH_BUCKET、SKEW、REGR_SLOPE、SUBBITSTR、SHIFTLEFT、SHIFTRIGHT、3引数のGETQUERYBANDVALUE、DAY_NUMBER_OF_YEARです。本文には具体的なSQL構文例、接続文字列、設定例は記載されていません。
導入ステップ
- 対象のTeradata SQL、BTEQ、ODBC接続、DDL、ストアドプロシージャを洗い出し、今回の追加・修正項目との対応を整理します。
- 利用中のSnowflakeアカウント、AIM-Virtualization構成、クライアント、ODBCドライバーで3.176が適用されているか確認します。
- SESSIONIZE、RANGE_N、追加関数、BEGIN REQUEST、認証方式など、移行影響の大きい代表処理をテスト環境で実行します。
- NUMERIC、INTERVAL、TIMESTAMP_TZ、DATE・TIMESTAMPからFLOATへの変換結果をTeradataの期待値と比較します。
- BTEQ並列接続、ODBCのBYTE・VARBYTE・BLOB、ストアドプロシージャのCONTINUE HANDLERなど運用経路を回帰テストします。
- 結果差異、権限エラー、接続要件、性能変化を記録し、公式ドキュメントで未記載の条件を確認してから適用範囲を判断します。
運用上の注意
- 提供ステータス、エディション、リージョン、個別機能の有効化条件は本文から確認できないため、利用可能性を前提に導入判断しないでください。
- 型変換や日時処理の修正により、既存処理の結果が従来の変換結果から変わる可能性があるため、期待値との比較が必要です。
- BTEQ 20.00およびTeradata 17.20認証の利用には、クライアント、ドライバー、認証プロトコルの組み合わせ確認が必要です。
- SQLログマスキングは malformed input に対してfail closedへ変更されたため、障害時のログ出力や監視処理への影響を確認してください。
- deprecatedなlegacy TLS configuration keysが削除されているため、既存接続設定に該当キーがないか確認してください。
制約事項
- 各追加機能の詳細な構文、引数、戻り値、データ型、対応範囲はこのリリースノートだけでは確認できません。
- エディション別、リージョン別、アカウント別の提供条件はリリースノートに記載なしです。
- 性能改善について、ベンチマーク値、対象クエリ、改善幅は記載されていません。
- Teradataとの完全な意味互換性や、すべてのBTEQ・ODBCクライアント構成への対応は保証されていません。
- 既存コードを無変更で実行できる範囲は、使用するSQL、データ型、権限、クライアント構成によって異なります。
次に確認すること
- Snowflake公式ドキュメントで、AIM-Virtualization 3.176の提供条件、対応エディション、リージョン、リリース方式を確認する。
- SESSIONIZE、RANGE_N、追加関数、BEGIN REQUEST、BTEQ認証、ODBC型マッピングの個別リファレンスで構文と前提条件を確認する。
- テスト用アカウントでSHOWFEATURES、代表SQL、接続、型変換、並列実行を検証し、Teradataとの結果差異を記録する。
- legacy TLS configuration keysの削除と、利用中クライアント・ドライバーの互換性および更新要否を公式の接続ドキュメントで確認する。
公式情報
仕様・提供条件は更新される可能性があります。導入前に必ず公式リリースノートを確認してください。
https://docs.snowflake.com/release-notes/aim-virtualization/aim-virtualization-3.176