なぜ重要か
従来は、Extensionに含まれる各skillをagentごとに個別列挙する必要がありました。この機能ではExtension単位で参照でき、Extensionの更新が参照先のすべてのagentへリクエスト時に反映されます。アクセス制御はExtensionオブジェクトに対するREAD privilegeで行われます。
対象となるチーム
- Cortex Agentを設計・管理するデータエンジニア
- Cortex Extensionを開発・運用するAIプラットフォームチーム
- Snowflakeのオブジェクト権限を管理するセキュリティ・データ基盤管理者
提供条件
- 提供ステータス: General availability
- エディション: リリースノートに記載なし
- リージョン: リリースノートに記載なし
- 前提機能: Agent skillsおよび参照対象のCortex Extensionが必要。詳細はリリースノートに記載なし
ユースケース
- 複数のmember skillsを含むCortex Extensionを、agentのskill構成へまとめて組み込む。
- 共通のCortex Extensionを複数のagentから参照し、Extension側の更新を各agentへ反映する。
- Extensionの公開範囲をREAD privilegeで制御し、agentが利用できる機能をSnowflakeの権限管理と連動させる。
- Extensionにmember skillsを追加・更新する運用で、agentごとのskill一覧変更を減らす。
仕組みと使い方
Agent skillのsource typeをCORTEX_EXTENSIONに設定し、pathに参照するCortex Extensionの完全修飾名を指定します。例えば、skill定義の該当項目を次のように設定します。
source type: CORTEX_EXTENSION
path: <Extensionの完全修飾名>
リクエスト時にSnowflakeがExtension参照をmember skillsへ展開するため、member skillsを個別に列挙する必要はありません。参照元のagentがExtensionを利用するには、対象Extensionオブジェクトに対するREAD privilegeが必要です。具体的なSQL構文やskill定義の完全な形式は、公式のAgent skillsドキュメントで確認してください。
導入ステップ
- 参照対象のCortex Extensionと、その完全修飾名を確認します。
- Agent skillsの定義で、skillのsource typeをCORTEX_EXTENSIONに設定します。
- pathにCortex Extensionの完全修飾名を設定します。
- agentが対象Extensionに対するREAD privilegeを持つことを確認します。
- テスト用リクエストを実行し、Extensionのmember skillsが利用可能になることを検証します。
運用上の注意
- アクセス可否はExtensionオブジェクトのREAD privilegeで制御されます。agentを実行するロールや権限設計を事前に確認してください。
- Extensionの更新は、それを参照するすべてのagentに反映されます。更新内容が複数のagentへ及ぼす影響を確認してから変更してください。
- pathにはExtensionの完全修飾名が必要です。名前の指定誤りがないか確認してください。
制約事項
- member skillsの個別列挙は不要になりますが、Extension内のmember skillsの選択的な参照可否についてはリリースノートに記載なしです。
- リクエスト時の展開動作の詳細、キャッシュ、性能特性についてはリリースノートに記載なしです。
- エディション、リージョン別の利用条件はリリースノートに記載なしです。
次に確認すること
- 公式のAgent skillsドキュメントで、CORTEX_EXTENSIONの定義形式と完全なSQL・設定例を確認する。
- 検証用Extensionに対するREAD privilegeを付与し、agentからmember skillsを利用できるかテストする。
- 既存agentで個別列挙しているskillとExtension参照の結果を比較し、更新時の影響範囲を確認する。
- 利用可能なエディション・リージョンおよび関連する前提条件をSnowflake公式ドキュメントで確認する。
公式情報
仕様・提供条件は更新される可能性があります。導入前に必ず公式リリースノートを確認してください。