なぜ重要か
従来、image_tag 未指定時の既定値は固定された 2.8.1 でした。今回の変更により、新たに collaboration へ追加する code spec は最新の利用可能なランタイムイメージを使用できます。一方、特定バージョンを維持したい場合や既存 code spec を更新したい場合の操作が明確になりました。また、VIEW_UPDATE_REQUESTS では、requestor 自身の申請が処理前に APPROVED と表示される問題が修正され、REQUESTED と正しく表示されます。
対象となるチーム
- Data Clean Rooms の collaboration 管理者
- ML Jobs の code spec を開発・運用する機械学習エンジニア
- データクリーンルームの申請・承認フローを管理するデータガバナンス担当
- リリース影響を確認するプラットフォーム運用チーム
提供条件
- Clean Rooms API Version 17.8
- 提供ステータスはリリースノートに記載なし
- エディションおよびリージョンの条件はリリースノートに記載なし
- ML Jobs の code spec と collaboration が前提です
- private preview features の更新対象・提供条件はリリースノートに記載なし
ユースケース
- 新規に code spec を collaboration へ追加する際、image_tag を省略して利用可能な最新ランタイムイメージへ解決させる運用に使えます。
- 再現性を優先する ML Jobs では、image_tag に特定バージョンを明示してランタイムを固定できます。
- 既存 code spec を新しい既定ランタイムへ移行する際は、code spec を collaboration に再追加して更新を反映できます。
- VIEW_UPDATE_REQUESTS を使う申請管理では、処理前の requestor の申請が REQUESTED であることを正しく確認できます。
仕組みと使い方
image_tag を指定せずに code spec を登録した場合、その code spec が collaboration に追加される時点で、最新の利用可能な runtime image が解決されます。既存 code spec に新しい既定イメージを適用する場合は、code spec を collaboration へ再追加します。特定のランタイムバージョンを使用する場合は、code spec の image_tag に明示的なバージョンを設定します。具体的な SQL、API リクエスト、再追加コマンドの形式はリリースノートに記載なしです。
導入ステップ
- ML Jobs の code spec で、最新ランタイムを追従させるか特定バージョンを固定するかを決めます。
- 最新ランタイムを使う場合は image_tag を未指定にし、固定する場合は image_tag を明示します。
- 新規 code spec を collaboration に追加し、解決された runtime image とジョブの動作を検証します。
- 既存 code spec を更新する場合は、code spec を collaboration に再追加します。
- VIEW_UPDATE_REQUESTS で、申請処理前の requestor のステータスが REQUESTED と表示されることを確認します。
運用上の注意
- image_tag 未指定時の解決先は「最新の利用可能な」ランタイムであり、具体的なバージョンはリリースノートに記載なしです。
- 既存 code spec は自動的に新しい既定イメージへ切り替わらず、collaboration への再追加が必要です。
- ランタイムの変更が ML Jobs の依存関係や実行結果に影響しないか、再追加前後で検証してください。
- バージョン固定が必要な本番処理では、image_tag の明示を検討してください。
制約事項
- 最新ランタイムイメージの具体的なバージョン、更新頻度、互換性条件はリリースノートに記載なしです。
- code spec を collaboration に再追加する具体的な API または操作手順はリリースノートに記載なしです。
- エディション、リージョン、権限要件、料金への影響はリリースノートに記載なしです。
- private preview features の更新は記載されていますが、対象機能や制約はリリースノートに記載なしです。
- 一般的な性能改善およびバグ修正の詳細はリリースノートに記載なしです。
次に確認すること
- 公式の ML Jobs code spec field reference で image_tag の指定方法と利用可能な runtime image を確認する。
- 検証用 collaboration で image_tag 未指定時の解決バージョンと、再追加による既存 code spec の更新結果を確認する。
- 本番運用に必要なエディション、リージョン、権限、API Version 17.8 の適用条件を公式ドキュメントで確認する。
- private preview features の対象と参加条件、および VIEW_UPDATE_REQUESTS の修正内容を公式ドキュメントで確認する。
公式情報
仕様・提供条件は更新される可能性があります。導入前に必ず公式リリースノートを確認してください。
https://docs.snowflake.com/release-notes/2026/other/2026-08-27-dcr