SNOWFLAKE NEW FEATURE / PRACTICAL BRIEF

Snowflake CLI 3.26.0で接続診断・App Runtime・dbtの運用を強化

Snowflake CLI (v3.26.0)

2026-08-31機能アップデート

接続診断をSnowCDから移行し、Snowflake App Runtimeの新規設定とdbtデプロイのGit追跡を標準化できます。

Snowflake CLI 3.26.0では、snow connection testにSnowCD形式のエンドポイント診断が追加されました。Snowflake App Runtime向けapp.yml(version 2)が一般提供となり、新規プロジェクトで標準利用できます。snow dbt deployではGitのコミットとブランチをデプロイメタデータに記録できます。App Runtimeのコード配置、権限エラー、アップロード失敗に関する動作とメッセージも改善されています。

CHANGE TYPE
機能アップデート
PRIMARY AUDIENCE
Snowflake接続を担当するネットワーク・インフラチーム
AVAILABILITY
対象バージョンはSnowflake CLI 3.26.0(2026-08-31公開)です。
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なぜ重要か

従来は接続経路の詳細診断にEOLのSnowCDが必要で、CLIの接続テストだけではエンドポイント単位の情報を確認できませんでした。3.26.0では診断結果を既存のレポートへ追加でき、App Runtimeでは一時コードストレージと再デプロイ時の権限要件が見直され、dbtデプロイではソース変更の追跡情報を残せます。

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対象となるチーム

  • Snowflake接続を担当するネットワーク・インフラチーム
  • Snowflake App Runtimeを開発・運用するアプリケーションチーム
  • dbtのCI/CDパイプラインを管理するデータエンジニアリングチーム
  • Snowflake CLIの標準化や権限設計を担当するプラットフォームチーム
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提供条件

  • 対象バージョンはSnowflake CLI 3.26.0(2026-08-31公開)です。
  • Snowflake App Runtimeのapp.yml(version 2)は一般提供で、feature flagは不要です。
  • snow dbt deployのGit metadata supportが利用可能です。
  • エディション、リージョン、追加のアカウント要件はリリースノートに記載なしです。
  • 提供ステータス全般は、個別機能を除きリリースノートに記載なしです。
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ユースケース

  • 接続障害の切り分けでは、snow connection test --enable-diagでエンドポイントごとのhealth、latency、証明書情報、実効ネットワークポリシー概要をレポートに残します。
  • SnowCDのEOL対応では、既存の接続テスト運用に--print-diagを追加し、同じ診断内容を標準出力へ表示して既存のログ収集へ渡します。
  • Snowflake App Runtimeの新規プロジェクトでは、snow app setupでapp.ymlを生成し、デプロイ時は既定の一時コードストレージを使います。
  • dbtのCI/CDでは、--git-commitと--git-branchでデプロイ元を記録し、GitHub Actions環境では明示指定がない場合の自動検出を利用します。
  • App Runtimeの再デプロイでは、コードステージを再作成できないロールでも、ステージ内容のクリアによってデプロイできるかを検証します。
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仕組みと使い方

接続診断は既存の接続テストに--enable-diagを付けて実行します。診断結果はSnowflakeConnectionTestReport.txtへ追記され、標準出力は変わりません。標準出力にも出す場合は両方のオプションを指定します。

snow connection test --enable-diag
snow connection test --enable-diag --print-diag

App Runtimeでは、新規プロジェクトで次を実行するとapp.ymlが生成されます。

snow app setup

コードステージまたはworkspaceを永続化したい場合は、app.ymlにcode_stageまたはcode_workspaceを設定します。dbtのデプロイ元を明示する場合は、次のように指定します。

snow dbt deploy --git-commit <commit> --git-branch <branch>

明示指定を省略した場合、GitHub Actions環境ではコミットとブランチが自動検出され、プロジェクトのlast_deployed_fromメタデータへ記録されます。

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導入ステップ

  1. Snowflake CLIを3.26.0へ更新し、既存の接続テスト、App Runtimeプロジェクト、dbtパイプラインへの影響範囲を整理します。
  2. 検証用接続でsnow connection test --enable-diagを実行し、生成されたSnowflakeConnectionTestReport.txtの内容と既存ログ連携を確認します。
  3. Snowflake App Runtimeの検証プロジェクトでsnow app setupを実行し、生成されたapp.ymlと従来のsnowflake.ymlの扱いを確認します。
  4. 一時コードストレージを使うデプロイと、code_stageまたはcode_workspaceを指定した永続ストレージのデプロイをそれぞれ試します。
  5. dbtのCI環境でGit情報を明示指定またはGitHub Actions自動検出し、last_deployed_fromに期待した値が記録されることを確認します。
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運用上の注意

  • snow connection testの標準出力は--enable-diagだけでは変わりません。診断内容をコンソールへ出すには--print-diagも指定してください。
  • App Runtimeの既定コードストレージは一時的で、ビルド完了後に削除されます。--upload-onlyと--build-onlyを分けて使う場合は、アプリ名由来のストレージ名で後続処理が対象を見つけます。
  • デプロイロールがステージを削除できても再作成できない場合、ステージは削除されず内容がクリアされます。前回デプロイ後にプロジェクトから削除したファイルが残る可能性があります。
  • Windowsで診断やCLI出力が文字化けする場合は、snow helpers detect-encodingを実行し、cmd.exeまたはGit Bashではchcp.com 65001などの案内を確認してください。
  • GitHub Actionsの自動検出を使う場合でも、実際に記録されたlast_deployed_fromの値をデプロイ後に確認してください。
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制約事項

  • エディション別、リージョン別の利用可否や追加前提条件はリリースノートに記載なしです。
  • Snowflake App Runtimeのapp.yml(version 2)は一般提供ですが、既存のsnowflake.ymlプロジェクトも従来どおり動作します。
  • 永続的なコードステージまたはworkspaceが必要な場合は、app.ymlでcode_stageまたはcode_workspaceを明示する必要があります。
  • SnowCD形式の診断はsnow connection testに統合された機能であり、リリースノートには診断項目を個別に無効化する設定の記載はありません。
  • Git metadataの自動検出はGitHub Actions環境が対象で、その他のCI環境についてはリリースノートに記載がありません。
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次に確認すること

  • 公式リリースノートで3.26.0の変更内容とSnowflake CLI本体の設定仕様を確認する:https://docs.snowflake.com/release-notes/clients-drivers/snowflake-cli-2026
  • 接続診断レポートの保存場所、追記方式、標準出力の扱いを検証環境で確認する。
  • App Runtimeのデプロイ用ロールについて、ステージのWRITE、削除、再作成に関係する権限を実際の運用構成で確認する。
  • dbtデプロイ後のlast_deployed_fromメタデータを確認し、監査・ロールバック手順で利用できるか検証する。

公式情報

仕様・提供条件は更新される可能性があります。導入前に必ず公式リリースノートを確認してください。

https://docs.snowflake.com/release-notes/clients-drivers/snowflake-cli-2026