SNOWFLAKE NEW FEATURE / PRACTICAL BRIEF

Snowflake-provided tagsでアカウント横断のガバナンス語彙を標準化

Snowflake-provided tags (Public Preview)

2026-08-31機能アップデートPublic Preview

ガバナンス担当者は、各アカウントでタグを個別作成せず、共通のタグ語彙を使ってデータ資産を管理できるようになります。

Snowflake-provided tagsは、Snowflakeがあらかじめ提供するオブジェクトタグです。各アカウントのSNOWFLAKE.TAGSスキーマに用意され、コストセンター、認証状態、感度、環境、プロジェクトなどのガバナンス用途に利用できます。アカウントごとに同等のタグを作成・保守する必要がなく、共通のタグ名と用途を使えます。本機能はPublic Previewであり、評価・検証を前提とします。

CHANGE TYPE
機能アップデート
PRIMARY AUDIENCE
データガバナンス担当者
AVAILABILITY
提供ステータス:Public Preview
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なぜ重要か

従来は、各Snowflakeアカウントで類似したタグ名、許可値、権限、コメントを個別に定義・維持する必要があり、定義の不統一やタグの乱立につながる可能性がありました。Snowflake-provided tagsでは、Snowflakeが提供する共通のタグ語彙を各アカウントで利用でき、重複するタグ定義の作成と保守を減らせます。

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対象となるチーム

  • データガバナンス担当者
  • Snowflakeアカウント管理者・セキュリティ管理者
  • データスチュワード
  • FinOps・コスト管理チーム
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提供条件

  • 提供ステータス:Public Preview
  • すべてのアカウントで利用可能
  • エディション:リリースノートに記載なし
  • リージョン:リリースノートに記載なし
  • アクセスにはSNOWFLAKEのapplication roleを使用し、OOB_TAG_APPLYなどを必要なカスタムロールへ付与する
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ユースケース

  • データ資産にCOST_CENTERを付与し、コスト追跡や予算管理の単位を共通化する。
  • SENSITIVITYを使って、機密性の標準的な区分をデータオブジェクトに付与する。
  • CERTIFICATION_STATUSで、利用を信頼できるデータ資産かどうかを識別する。
  • 環境やプロジェクトを示す共通語彙としてタグを利用し、アカウントをまたいだガバナンス運用を検討する。
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仕組みと使い方

Snowflake-provided tagsはSNOWFLAKE.TAGSスキーマに作成済みで、ユーザーが同スキーマ内にタグを追加作成することはできません。タグの参照、適用、変更はapplication roleで制御します。カスタムロールにタグ適用権限を付与する例は次のとおりです。

GRANT APPLICATION ROLE SNOWFLAKE.OOB_TAG_APPLY TO ROLE data_steward;

OOB_TAG_READはSNOWFLAKE.TAGSスキーマのUSAGEを提供し、PUBLICにも付与されています。OOB_TAG_ADMINは許可値、コメント、伝播設定の変更を許可しますが、CERTIFICATION_STATUSには適用されません。付与後は、通常のオブジェクトタグと同じ対象オブジェクトにSnowflake-provided tagsを割り当てます。

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導入ステップ

  1. リンク先のSnowflake-provided tagsドキュメントで、利用可能なタグと各タグの用途を確認する。
  2. 既存の同等タグ、タグ値、利用対象オブジェクト、関連する運用ルールを棚卸しする。
  3. 検証用アカウントまたは対象スキーマで、OOB_TAG_READとOOB_TAG_APPLYの権限設計を確認する。
  4. 代表的なデータオブジェクトにタグを適用し、参照・検索・既存のガバナンス処理への影響を検証する。
  5. 結果を踏まえ、既存タグとの併用や移行方針を決定する。
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運用上の注意

  • Public Previewのため、完全な使い勝手やエッジケースが保証されず、仕様や動作が変更される可能性があります。
  • OOB_TAG_ADMINを付与すると、許可値、コメント、伝播設定を変更できるため、管理権限の付与先を限定してください。
  • SKIP_TAG_PROPAGATIONを利用する場合、Enterprise Edition以上が必要です。
  • プレビュー機能に対するSnowflakeのPreview Terms of Serviceと、利用環境の本番利用ルールを確認してください。
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制約事項

  • Snowflake-provided tagsは削除できません。また、SNOWFLAKE.TAGSスキーマに追加のタグを作成することもできません。
  • CERTIFICATION_STATUSの許可値は変更できません。
  • SKIP_TAG_PROPAGATIONは将来のタグ伝播を停止するだけで、すでに伝播されたタグは削除しません。
  • 同名のユーザー定義タグを作成しても、Snowflake-provided tagsの動作は有効になりません。
  • Preview段階のため、本番システムや本番データでの利用は避けるべきとされています。
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次に確認すること

  • 公式のSnowflake-provided tagsドキュメントで、最新のタグ一覧、許可値、対応オブジェクトを確認する。
  • OOB_TAG_READ、OOB_TAG_APPLY、OOB_TAG_ADMINの権限要件と既存のRBAC設計を検証する。
  • 既存タグとの重複や同名タグの有無を調査し、移行・併用時の影響をテストする。
  • Previewの変更可能性、利用条件、エディション・リージョン要件についてSnowflakeの最新公式情報を確認する。

公式情報

仕様・提供条件は更新される可能性があります。導入前に必ず公式リリースノートを確認してください。

https://docs.snowflake.com/release-notes/2026/other/2026-08-31-snowflake-provided-tags-preview